布基礎とベタ基礎です。その特徴は以下の通りです。
・ベタ基礎
「Ш」という形のイメージの基礎です。
全体にコンクリートを流し込み、面で建物を支える工法になります。木造建築(在来工法・ツーバイフォー)でよく使われます。全体にコンクリートを流し込む為に、コンクリートの使用量が多いです。不同沈下と言って、一部分だけの地盤沈下に強いです。シロアリの害に強い事も特徴です。
・布基礎
「⊥」という形のものを柱と壁の下に配置するイメージの基礎です。地中深く刺し込み、点で建物を支える工法です。重さが鉄骨部分に集中する鉄骨住宅や、寒冷地では冬場に地面が凍結してしまい、ベタ基礎では全体を押し上げてしまうので、布基礎が向いています。地中深く刺し込むことができる為に、点での強度が高い事が特徴です。コンクリートの使用量は少ない為、材料費・輸送費・人件費などを抑えやすい傾向にあります。